2017.01.30 Monday
この世界の片隅で
いい映画、満足した映画と思える基準は何だろうか。
そのひとつはどれだけ感情移入できたか、
ということも基準のひとつだと思う。
「ああこれあったなあ」とか「自分もこんなこと思うかも」とか
「自分もこんな風になっていければなあ」など、
スクリーンを見ながらいろいろ想像する。
共感できることが多ければ多いほどその映画は
お気に入りのひとつになっていつまでも心に残る。
それが全てではないけど。
最近、アニメが爆発的にヒットしている。
例えば「この世界の片隅で」。
戦時中の風景、生活が丁寧に描かれている。
しかもアニメだから表現の可能性は無限大だ。
観客は自分なりの思い出に浸り、想像をめぐらせ、
時には笑い、時には涙する。
これが、三丁目の夕日のような実写だったらどうだろう。
ずばりその情景が現れるから、
その映像を自分のこととして見ることがしがたいのではないか。
アニメと実写の大きな違だ。