dragon2000gtrさん、いつもコメントありがとうございます。
10年前、走ること自体が好きではなかったぼくは
自分が走っている姿すら想像しなかった。
それがフルマラソンの会場にいる。
マラソン人口は近年増加している。
出場者リストを見ると、男性は40代が多い。
働き盛りの年代だ。
これは単に趣味だけではなく、
世相をも反映しているのではないか。
政治も経済も安定せず、先も不透明。
終身雇用もままならず
たよりになるのは自分だけ。
とりあえず、体を大切にしたい、
鍛えなければならない。
ランニングでもしてみようか。
どこでもできるし、安上がりだ。
やってみると、意外におもしろいじゃないか。
で、とりあえず、試しに10キロの大会に出場。
完走の快感を知る。
ハーフも行けるんじゃないか。と思ったりして。
でも、この距離はいい加減な練習では
太刀打ちできない。
雑誌“ランナーズ”を買い
トレーニングを研究。
とりあえず、完走できた。
だんだん欲が出てきて、タイムを気にするようになる。
たとえば、ハーフの場合の境は、1時間40分。
それなりのトレーニングをしなければならない。
このタイムを目標にするかどうかで、
今後の成績に大きな影響を与える。
次に。ひょっとして、
フルも大丈夫ではないかと思い始める。
とりあえず、完走できればラッキー!
というくらいの気持ちで出場。
とりあえず、完走できた。
やればできるじゃん。
そんな自信が、
仕事でもなんでも反映できれば、なおいい。
バブルのイケイケ状態で、
接待もゴルフも会社の経費でオッケイ!
ボーナス払いのローンも問題なし!
そんな時代なら、
これほどマラソン人口は増えていなかったと思う。
しばらく続けると、
走ることが生活の一部になる。
悪くない感覚だ。
持続させるためにも年に数回、大会にエントリーする。
順位はもちろん、タイムもそれほど気にしない。
故障だけには注意する。
年を重ねると、骨系のけがは治りにくい。
とにかく、体を痛めず、
続けることを第一の目標にしている。
まあ、そんなに深く考えずに、楽しく。